ワイヤーソーフィードクランプ不動修理

投稿者 :元さん on

修理分解前〜https://youtu.be/nnZmZtkE8C8
お預かりしたフィードを点検したところ確かに動きませんでしたが、、、、かすかに音は聞こえる。
で!早々分解。。。分解してDCモーター単体は動きました。正常。。。。
駆動される側のギヤを手で廻してみたが不動。。。。ギヤ飛んで噛んだ????
が!更に分解したらギヤも正常!?????
ヒステリシスクラッチ【電磁石式クラッチ】(部品代で20万)が動きません。。。。。
コントローラーを繋いでテンションツマミを廻すとチャンと電圧値が変化。コントローラー不良でも無い。
クラッチを良くみたらサビで固着して廻ってませんでした。

ヒステリシスクラッチ固着~https://youtu.be/MKMD-LfFMkk
ローターとステーターの隙間が0.5mmくらいしか有りません。
電磁石の力ではサビで固着で動かなくなる訳ですな、、、、
原因はサビですが主原因は水の浸入です。画像①のDCモーターもサビサビです。
高圧洗浄機等でガンガン洗うと水入ってしまいます。完全防水の機械ではないです。
洗浄は、流水でブラシ洗浄がお勧めです。

サビ状況~https://youtu.be/22dEclzOiJ8
サビサビです。

サビ落し研磨~https://youtu.be/piPkJ_dMnbM
ヒステリシスクラッチのローター、ステーター共に軽くヤスリでサビを落とし
サンドペーパーで丁寧にサビを落とします。

サビ防止塗装~https://youtu.be/huDDsB64wr4
磨いたままですと再度サビる可能性があります。
シリコンスプレーを塗布する方法が一般的らしいのですが、、、、
回転するので飛んじゃうかもしれないし、再度水浸入の際にスグにヤラれてしまうので
キチンと塗装します。

組付け作動確認~https://youtu.be/U380AhVpaUc
サビ防止塗装後、ローターとステーターを組付けて回転テスト。
本当に隙間が少ないです。(磁力で廻すから仕方ない)

仮組作動確認 ~https://youtu.be/62N_0C13PSE
ヒステリシスクラッチをフィード側へ戻し、
ギヤを組付け、DCモーターもサビを落とし塗装してフィード内へ組付け。
コントローラーを繋いでテスト。遊星ギヤ、ちゃんと回転してますね!逆回転も正常。
テンションツマミを動かすと回転数も変化!OKです。

完成作動確認~https://youtu.be/zrIAQbh8wFg
全てのOリング、サーキットリングを交換し、防水シール剤を薄く塗布し
フィード組とクランプ組を合体させてフィードクランプにして、配線を手直しして完成です。


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