シブヤTS252コアドリルの修理
投稿者 :元さん on
《シブヤTS252コアドリルの修理》(2015年2月の作業です)
【1】お客様よりシブヤTS252コアドリル、廻るんだけど力が無いと依頼がありました。 【2】弊社で継続してメンテナンスを実施させて頂いてるモーターなので修理暦が分かるモーターです。 前回は、アマチュアと前後ベアリングを交換してました。 で、ブラシカバーを外してカーボンの状態を確認しましたが正常。まぁ、動いてたんだから問題無いよな! 【3】ブラシホルダーも外してみます。前回、アマチュア交換してるので接点はピカピカでキレイ。 【4】モーターケース&ステーターコイルを抜きます。おやおや?ノロが浸入しステーターコイルも真っ黒に焼けてます。 【5】やっぱりアマチュアはキレイです。 【6】ステーターコイルの拡大写真。多分、ステーターコイルが焼けてショートしてる。 ショートだとテスターで測定しても判定できないんです。が!コイツは完全に焼けてダメでしょう。 【7】モーターケースとスイッチボックスも割れて応急処置していたので今回は交換します。 【8】ついでなので了承を貰いギアボックスも分解。あれれ、、、若干水が入ってる??? 【9】見てしまった物は仕方ない。。。給水部のシールもダメか???ベアリング等全て交換、フルオーバーホールを提案。 了承頂き作業開始。ギア、クラッチ類は偏磨耗も無く正常。 【10】全てバラして清掃。サビも出てなくて大丈夫そう。 【11】当然ですがギアボックスケース内もキレイにします。 【12】やはりステーターコイル黒こげ。。。。ケース内にノロ浸入の形跡も、、、、 【13】給水部もノロでゴリゴリ。。。。 【14】新品の部品を並べてみました。アマチュアは再使用する事となり在庫にしておきます。 【15】メインシャフトにOリングとオイルシールの当たるシールリング(金属輪)を挿入します。 【16】メインシャフト組上がり。 【17】メインシャフトにベアリングを挿入します。 【18】プレス機を使用し慎重に真直ぐ挿入します。 【19】ベアリングが挿入されたメインシャフトをギアボックスケースに挿入します。 【20】プレス機を使用し慎重に真直ぐ挿入します。 【21】ギアボックスケースにメインシャフトが組付けられました。 【22】ギアボックスケース内にベアリングを挿入します。 【23】メインシャフトにギアを組付けて行きます。22の作業を先に行わないとギアが邪魔してベアリングが入らなくなります。 【24】ギアを組付けて行きます。 【25】マシングリスを注入しギアカバー側を仮組みします。 【26】モーターケースにステーターコイルを挿入します。新品同士で超キレイ。 【27】モーターケースにステッカーを張り替えて、スイッチボックスも仮組みして行きます。 【28】モーターケースとスイッチボックスを合体、組付けて行きます。 【29】ブラシホルダーを挿入セットしてブラシも入れて行きます。 【30】ギアボックスとモーターケースを合体、組付けて、スライドブロックも組付けてS/W,ONして良い音!!! 【31】最後に給水部に水を通して漏れが無いか?確認OK!完了です。 修理ご依頼ありがとうございました。
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