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日立DH42ハンマードリル
投稿者 :元さん on
≪日立DH42ハンマードリルの修理≫(2015年2月の作業です) 【1】 お客様より日立DH42ハンマードリルの六角軸がグラグラでキリが噛んで抜けなくなる事がある。と依頼されました。 【2】 六角軸部分を覗き込んでみると、、、、確かに丸くなっております。 【3】 フロントカバーを外して点検します。このフロントカバーのキャップネジがロックタイトで固まって動かないのが良くあるんだよな、、、、と思いつつ作業し外れました。 【4】 六角軸が刺さるファイナルギア部分、グリスで良く分かりません。 【5】 ファイナルギア取り出し清掃し当社テスト用のキリに挿入。 【6】 六角部分を見ると、、、磨り減って痩せてます。 【7】 新品のファイナルギアに交換。カッチリ寸分狂いなく嵌ります。 【8】 ギアBOXにシャーシグリスを注入します。 【9】 ファイナルギアを挿入した後に更にグリスを充填。フロントカバーを戻して完成。 【10】 と、思いましたが嫌な予感がしたのでハンマーオイル量を点検。むむむ、、、空っぽじゃん。 【11】 カラカラ、一滴もオイルが無い状態。これでは潤滑されずに金属磨耗が激しくなりますね。 【12】 柱周りのオイルシールを清掃、ローラーベアリングの給油とグリスUPを実施し完成。 【13】 ハンマーオイルも充填し、作動テストし完成、完了。 潤滑油が無くなれば焼ける事もあるし、金属の磨耗が激しくなるので、お客様にはハンマーオイル量を毎日点検する様に伝えました。修理ご依頼ありがとうございました。
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シブヤTS252コアドリルの修理
投稿者 :元さん on
《シブヤTS252コアドリルの修理》(2015年2月の作業です) 【1】お客様よりシブヤTS252コアドリル、廻るんだけど力が無いと依頼がありました。 【2】弊社で継続してメンテナンスを実施させて頂いてるモーターなので修理暦が分かるモーターです。 前回は、アマチュアと前後ベアリングを交換してました。 で、ブラシカバーを外してカーボンの状態を確認しましたが正常。まぁ、動いてたんだから問題無いよな! 【3】ブラシホルダーも外してみます。前回、アマチュア交換してるので接点はピカピカでキレイ。 【4】モーターケース&ステーターコイルを抜きます。おやおや?ノロが浸入しステーターコイルも真っ黒に焼けてます。 【5】やっぱりアマチュアはキレイです。 【6】ステーターコイルの拡大写真。多分、ステーターコイルが焼けてショートしてる。 ショートだとテスターで測定しても判定できないんです。が!コイツは完全に焼けてダメでしょう。 【7】モーターケースとスイッチボックスも割れて応急処置していたので今回は交換します。 【8】ついでなので了承を貰いギアボックスも分解。あれれ、、、若干水が入ってる??? 【9】見てしまった物は仕方ない。。。給水部のシールもダメか???ベアリング等全て交換、フルオーバーホールを提案。 了承頂き作業開始。ギア、クラッチ類は偏磨耗も無く正常。 【10】全てバラして清掃。サビも出てなくて大丈夫そう。 【11】当然ですがギアボックスケース内もキレイにします。 【12】やはりステーターコイル黒こげ。。。。ケース内にノロ浸入の形跡も、、、、 【13】給水部もノロでゴリゴリ。。。。 【14】新品の部品を並べてみました。アマチュアは再使用する事となり在庫にしておきます。 【15】メインシャフトにOリングとオイルシールの当たるシールリング(金属輪)を挿入します。 【16】メインシャフト組上がり。 【17】メインシャフトにベアリングを挿入します。 【18】プレス機を使用し慎重に真直ぐ挿入します。 【19】ベアリングが挿入されたメインシャフトをギアボックスケースに挿入します。 【20】プレス機を使用し慎重に真直ぐ挿入します。 【21】ギアボックスケースにメインシャフトが組付けられました。 【22】ギアボックスケース内にベアリングを挿入します。 【23】メインシャフトにギアを組付けて行きます。22の作業を先に行わないとギアが邪魔してベアリングが入らなくなります。 【24】ギアを組付けて行きます。 【25】マシングリスを注入しギアカバー側を仮組みします。 【26】モーターケースにステーターコイルを挿入します。新品同士で超キレイ。 【27】モーターケースにステッカーを張り替えて、スイッチボックスも仮組みして行きます。 【28】モーターケースとスイッチボックスを合体、組付けて行きます。 【29】ブラシホルダーを挿入セットしてブラシも入れて行きます。 【30】ギアボックスとモーターケースを合体、組付けて、スライドブロックも組付けてS/W,ONして良い音!!! 【31】最後に給水部に水を通して漏れが無いか?確認OK!完了です。 修理ご依頼ありがとうございました。
- タグ: 機械修理
A Happy New Year
投稿者 :元さん on
あけましておめでとうございます。 昨年は環境展に出展し、いろいろと楽しい年になりました。 今年は、いくつかあるアイデアを形にして 皆様に使ってもらい、感動させるところまで 持っていきたいと思っています。 本年もよろしくお願いします。
シブヤ製電動ウォールソーSS-401Rの修理
投稿者 :元さん on
≪シブヤ製電動ウォールソーSS-401Rの修理≫ 【1】 お客様よりシブヤ製電動ウォールソー、SS-401Rオートが動かなくなった。と依頼がありました。 【2】 早速、点検してみると機械が可哀想な状態でした。切削水(ノロ)を吸い込んでしまった状態。(画像、忘れました) 【3】 ノロで、アマチュアベアリングがヤラれてるのに廻してしまったので、アマチュアも焼けて、 ベアリングがガタガタ状態で廻ってしまい、ステーターコイルもギタギタで焼けてしまってました。 【4】 ギアBOX側をバラしたら2ndギアもザクザクに傷が、、、、無理な力が掛かってたんでしょう。。。 【5】 2ndギアを交換しグリスも全部出して交換。 【6】 新品のアマチュアにベアリングを組付けます。 【7】 ステーターコイル、インナーケース、ブラシホルダーを新品に交換。インナーケースは過電流で溶けてました。ホルダーも焼け焦げ。 【8】 ギアBOXリヤカバー&アマチュアフロントベアリングケースをギアBOXに組付け。 【9】 アマチュアASSYを挿入し、手で回転させ、なじみと回転テスト。 【10】 モーター側、ステーターコイル等を組付け。 【11】 ブラシを新品に交換し、電源接続し回転テスト。点検良! 【12】 柱周りのオイルシールを清掃、ローラーベアリングの給油とグリスUPを実施し完成。 【13】 電気モーター関係は、ノロ水との戦いです。 ノロが浸入するとベアリングがダメになったり、電気接続部分が焼けたりします。 養生、使用後の清掃等が機械を壊さない秘訣です。 修理ご依頼ありがとうございました。
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5月26日~29日、「NEW環境展2015」に元機が出展します
投稿者 :元さん on
弊社は5/26〜29、東京ビックサイトで開催されるアジア最大級の環境展「2015NEW環境展」に出展します。 今回の展示ブースでは、「見て」「触って」「試して」を体感して頂けます。 コンクリート解体作業に際し環境、振動、騒音に対する静的破砕商品をご紹介します。 ★展示商品 新商品(仮称:ラムボーイ) ラムボーイは、既存の油圧ユニットと組合せてバースター作業を可能にする機械装置です。 各社の既存油圧ユニットを起動し作動油を循環させ循環中作動油を引き込み、増圧、加圧しバースター作業を行えるアタッチメントユニットです。 ヘッド(シリンダー)は弊社既存商品と組合せて使用する事が前提です。 新商品(仮称:MIN−RAM3とMIN−RAM1) 3.5” 90φの3ピストンシリンダー(割岩力105tf ) 3.5” 90φの1ピストンシリンダー(割岩力35tf )も発表致します。 各3.5”ピストンシリンダーは既存商品パワーラム、プチラムと組合せ可能です。 より小さな径穴で静的破砕が可能になります。 既存商品:パワーラム 既存商品:プチラム 既存商品:ワンマンクラッシャー 既存商品:RAM3,RAM2,RAM1 皆様のご来場をお待ち申し上げます。 会期 2014年5月26日(火)~29日(金) 10:00~17:00(最終日は16:00まで) 会場 東京ビッグサイト 東1~6ホール&屋外元機ブース 東1ホール(小間番号A1009) 公式ウェブサイト http://www.nippo.co.jp/n-expo015/